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療育の中で行っている「環境調整」について

こんにちは。 キッズハウスにこにこです。
さて今回は、療育の中で行っている「環境調整」について、お伝えしたいと思います。
具体的な「環境調整」 について
まず始めに、「環境調整」とは⁉️
簡単にいうと、お子さんが過ごしやすい環境を整えることです♪
具体的な例をいくつかご紹介します。
たとえば、口頭での説明だけでは、理解が難しい場合、紙に書いたものを用意したり、見本を見せたりします。
集団の中で、先生の声掛けに注意を向けられない場合は、注目を向ける人が分かりやすいように、手を挙げて「注目!」と言ったり、他のスタッフは静かにしたり、名前を読んで、視線が向いたのを確認してから話し始めるようにします。
視覚刺激に触れやすいお子さんには、目に触れるものを減らしたり、机の位置を工夫したり。
見通しを立てるのが苦手で、気持ちの切り替えが難しい場合には、スケジュールを用意します。
そのスケジュールも
口頭だけ→文字→絵付き→写真付き
のように、そのお子さんが分かるような形はどれかを考えていきます。
「環境調整」の目的
上記のような工夫をすることで、「分からない」という不安を減らし、自分で予測し納得して行動できるようにします。
もしも「分からない」「やりたくない」と言ってきた場合には、「自分の気持ちを伝えることができている」と肯定的に捉えて、どうするか?を一緒に考えます。
何かができることも大切ですが、困った時に人に助けを求めたり、自分の力で環境を調整できる力も同じくらいに大切です。
また、合わせる力=協調性も必要な力ではあると思いますが、そればかりだと、周りに合わせることを頑張りすぎて、大きなストレスがかかり、自分では気づかないうちにイライラしたり、体調を崩してしまうかもしれません。
特に小さいお子さんほど、行動面や情緒面、身体面に現れやすいと思います。
キッズハウスにこにこでは、「ちょっと頑張ればできる」「人の助けを借りてできる」「人と関わって楽しめる」ように、その子の課題に合わせてプログラムを考え、環境を調整しています。