春には彩り豊かな花々
4月中旬から5月上旬に開花を迎える青色が素敵なネモフィラ。
ガーデニングで楽しむのも素敵ですが、広大な土地で育ったものを見るのも壮観です。
ネモフィラの花言葉には「どこでも成功」というものがあります。可憐な印象がありますが、一面を群生する姿は、逞しさを感じます。

さて、5月ですね。もうすぐ母の日を迎えます。
忙しい日常の中、少しだけ立ち止まってみてはいかがでしょう。
頭と心を自由に開放して、そしてまた新しい気持ちで育児に関わってもらえたらと思っています。
今日はそんな気持ちから、忙しい日常を頑張るお母さんに絵本をご紹介したいと思います。
絵本①「ちいさなあなたへ」
作:アリスン・マギー
絵:ピーター・レイノルズ
訳:なかがわちひろ
『あのひ、わたしはあなたのちいさなゆびをかぞえ、そのいっぽんいっぽんにキスをした。』
生まれたばかりのわが子を抱くところから始まり、赤ちゃんはすぐに大きくなって、自分の意志で道を進んでいきます。
その道には悲しいことを経験したり、少しばかりの冒険をしてみたり・・・
そんな時は、親は見守ることしか出来ない時もあります。
いつしか大人になり、家を出ていく時を迎えるでしょう。
結婚をして、子どもができて、母になる日を迎えるでしょう。
母になったからこそ分かることもありますね。もちろん、母にならなくても分かることもあります。
『あなたはふりかえり、あんなにおおきかったいえがとてもちっぽけにみえることにおどろくだろう。』
自分自身が同じように親に見守られていたことを、同じ立場になって初めて気がつくこともあります。
『いつかあなたも、たくましくなったそのせなかにちいさなおもさをせおうときがくるかもしれない。』
この本の登場人物は、自分でもあり、自分の子どもでもあり、そして自分の母親でもあります。読み手のそれぞれの立場で読んでもらうと違った気持ちで共感したり、違った感想を持つことでしょう。
絵本を表す一文
この絵本をご紹介している一文です。
「この絵本は、まるでお母さんからの手紙のような、手書きの文字」
手書き風のフォントではなく、本当の手書きの文字。
母が丁寧に気持ちを込めて書いてくれた手紙のようで、とても温かみを感じます。
今日はもう一つ、ご紹介します。
絵本②「たくさんのドア」
作:アリスン・マギー
絵:ユ・テウン
訳:なかがわちひろ
『きょうもあしたもあなたは たくさんのドアをあけていく
そのむこうに たくさんのあたらしいことがまっている』
3、4月は卒業や入学、また就職や転職など新しいスタートを切ることの多い季節です。
そんな新しいスタート切った方にもぜひ、手にとっていただきたい1冊です。
“たくさんのドア“はこれから子どもたちが長い人生の中で1つ1つ自分の力で開けていくもの。ドアの向こうにはたくさんの面白いことが待ち受けている。
しかし、風の吹く日も嵐の日もあるかもしれませんが、そのドアの先へ進む力が、君には必ずある。また、次に進もうとするとき、先が見えなくて迷ってしまったり、不安になってしまうような時でも、必ず、見守ってくれる存在がいることを教えてくれています。
お子さんたちが新たなドアに出会った時に自分の力で開けていけるよう、キッズハウスにこにこではスタッフ一同精一杯サポートしています