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本のご紹介 – 障害のある子が「親なき後」も幸せに暮らせる本 –

こんにちは。キッズハウスにこにこです。
さて、今回は本のご紹介です。
先日、顧問税理士の方から、福祉関係の方が知ってると有益な情報かもしれない、と相続についてのセミナーをご紹介いただき、オンラインで参加させていただきました。
相続というと、法律や数字が思い浮かび、難しい話かなぁ。。と少し身構えて参加したのですが、講師の方の話が始まると、そんな思いはすぐに飛んで行きました!
出版に至るまでのエピソードや、「知らないとまずい!」と思うような内容、そして専門用語を使わない分かりやすい説明に、目も耳も離せませんでした。
ご紹介する本
13:21 まくはりママの家 その本のタイトルは
『障害のある子が「親なき後」も幸せに暮らせる本』
ダウン症の娘をもつ「相続のプロ」が明かす財産管理のしくみ
鹿内幸四朗 著
起こりうる困難を先読みしてつくった「親心後見」のしくみと、将来にわたって妻と子が安心して暮せるお金ののこし方について。
民法が改正され、成人年齢が18歳になりました。
子どもが18歳になると、親は親権を失うため、口座開設や行政的な手続きを親が代行して出来なくなります。
お子さま自身で、口座開設やマイナンバーカードの手続きが難しい場合には、親権のある内に手続きをしておいた方がよいそうです。
- 口座(3つあると便利)
- マイナンバーカード(身分証明書として使うため)
- 印鑑登録(将来の財産管理のため)
*2 → 3の順で作るとスムーズ
この他には、「後見制度」の仕組みや対策(親心後見)について書かれています。
「後見制度」は、認知症の方にも関わってくる制度です。
ネット検索やYouTubeでも情報を得られると思いますので、ご興味ある方は検索してみてください。
鹿内先生が紹介されていた詩
最後に、鹿内先生が紹介されていた詩に感銘を受けましたので、皆さんにもシェアさせていただきます。
アメリカの神学者で、多くの政治家にも影響を与えたそうです。
ラインホルド・ニーバ
『障害のある子が「親なき後」も幸せに暮らせる本』
「ニーバの祈り」
神よ、
変えられないものを受け入れる冷静さ
変えられるものを変える勇気
そのふたつを見分ける知恵を
与えてください
ダウン症の娘をもつ「相続のプロ」が明かす財産管理のしくみ
鹿内幸四朗 著
私も自身の子育てに悩んでいた時に、出会った学びがあります。
- 結果
- 行動
- 存在
叱ったり褒めたりするときに、どこを伝えているのかを意識すること。
何度言っても繰り返す子どもの問題行動に、だんだんと怒りを感じ、「行動」だけではなく、「存在」までも含めて叱っていたことに気づきました。
この時から、「存在」そのままを受け入れる愛情と「行動」を変え、「結果」を変えていくための冷静さと知恵に、満たされるよう日々願っています。