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自信と自己肯定感の違いについて

こんにちは! キッズハウスにこにこです。
さて、今回は、自信と自己肯定感の違いについて、お伝えしたいと思います。
自信とは?自己肯定感とは?
ざっくりいうと、自信は、外側からの承認や獲得したもの、資格などに裏付けられて得られる力、
自己肯定感は、何もなくてもありのままの自分で良いと思える感覚、と言えます。
自信は、失敗したときに喪失します。
自己肯定感は、基礎体温のようにその人の中である程度一定なので、成功しても失敗しても、次も(には)頑張ろうと思うことが出来ます。 他者との比較ではなく、自分の存在に価値があると思える感覚です。
良い結果だけ褒めると、その時は自信を持てるかもしれませんが、次回も良い結果を出さないといけないという不安も合わせ持つことになります。
もちろん、褒めるのがいけないのではなく、結果を褒める時にはそういうリスクがあることを念頭に入れておいた方が良いということです。
子どもが自己肯定感が高くなる接し方
では、子どもが自己肯定感が高くなるように接するには、どうしたら良いのでしょうか。
「子どもの存在そのものを認めること」と言われますが、意外に難しい。。
具体的には、その子の頑張った過程、工夫したところを、言葉で伝えてあげることです。
そのためには、観察がとても大切です。
出来栄えではなく、本人の主観的な注目点、がんばった所を見つける観察です。
大げさに褒めちぎるのは、時に逆効果となることがあるので要注意!
子どもはとても敏感です。
大げさに褒められると「自分をコントロールしようとしている」と不信感を持つことがあります。
そういう意味では、「褒める」より「認める」という言葉の方が当てはまるかもしれません。
本人なりの努力や工夫、成長を認めることで、子どもの自己肯定感は高まります。
それは、他者との比較ではなく、その子個人のものだからです。
何より「関心を持って見てるよ」の態度は、子どもの心に温かい思いとして届き、信頼関係を深めることに繋がります。
療育の現場では
療育の現場で、なかなか課題に取り組めないお子さんでも、集中しているタイミング・ポイントが、必ずあります。
その時には、集中の邪魔をしないように、そっと観察しながら見守ります。
そして、一区切りついた時に、笑顔で声掛けします。 そうすると、とても嬉しそうに得意気な顔を見せてくれます。キラキラのその笑顔を見ることは、私たちにとっても大変嬉しい時間です。
就学前のお子さんも、小学生や中高校生のお子さんも、年齢に関係なく素敵な表情を見せてくれます。
まとめ
日々の経験で自信を獲得していくことはもちろん大事ですが、人生において選択が必要な場面で、自ら選択し、その選択に責任を持つ力を育くむためには、自己肯定感を高めることがとても大切です。
キッズハウスにこにこでは、「ちょっと頑張ればできる」「人の助けを借りてできる」「人と関わって楽しめる」ように、その子の課題に合わせてプログラムを考え、環境を設定して関わっています。