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乳幼児のための救急法について

こんにちは。 キッズハウスにこにこです。
さて先日、美浜保健福祉センターにて開催されました『乳幼児のための赤十字救急法スクール』に、にこにこスタッフ2名で参加をしてきました。
こうした乳幼児のためのスクール開催は、とても少ないそうなので、いくつかポイントをお伝えしたいと思います。
乳幼児のための救急法 – 5つのポイント
ポイント1
「大人をぎゅっと小さくしたのが子どもではありません」
講師の方が最初におっしゃったこの言葉が、とても印象的でした。
おとなは病気に対して多くの免疫を持っていますが、こどもは病気にかかることによって、一つ一つの免疫を獲得し、病気に対する抵抗力を身につけていくそうです。
「基本的には、免疫力をつけるためにも薬ですぐに熱を下げない方がいい」とのことでした。
ポイント2
「子どもに一番こわい脱水症状」
人間のからだの半分以上は水分で、血管を流れ、臓器を動かし、からだを保つうえで大変重要な働きをしています。
水分が不足すると、いろいろな器官や細胞の活動が鈍くなりますので、健康や発達のためにも、普段から水分補給を心がけたいたいですね!
ポイント3
まずは落ち着いて!!
AEDの使い方の講習を受けましたが、手順や使い方などは機械がアナウンスをして教えてくれます。
必要なことは、そのアナウンスをきちんと聞くことだそうです。
講習会でさえ、アナウンスを聞けないチームもありましたので、実際の場面では至難の業かもしれませんが、「どうするんだっけ?」と思考を働かすことで、恐怖や不安を抑制できるかもしれません。
ポイント4
AEDを取りに行くかどうかの判断は「5分以内」が目安。
千葉市において、救急車が到着するまでの平均時間は約8分ということなので、その間にできる下記のような最善のことを選択します。
- 意識の確認(呼びかけ、胸の動きの観察など)
- 協力者を求める
- 119番、AEDの手配
- 心肺蘇生
ポイント5
一次救命処置は、
【1歳未満の乳児(baby)】
【1歳~6歳の幼児(boy)(girl)】
それぞれに合った方法で。
当日は、乳幼児の誤嚥の対処法などいくつかの実習を行いましたが、詳しいやり方をお伝えすることは、ここでは難しいので、ご興味ある方はぜひご受講いただければと思います。
今回ご紹介したスクールは、「ちば市政だより」の情報掲示板に掲載されていました。
「日本赤十字社」「防災普及公社」HPにも講習会の案内が出ていますので、よろしければご参照ください。
最後に
AEDの操作の際「骨を折ってしまったりしないか?」「肺を傷めてしまわないか」などの不安に思うかもしれませんが、それは『いのち』あってのこと。
「いのちを繋ぐ行動をしてください!」とのことでした。
今回いのちに関わるお話だったので、色々と想像して不安を感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、こうした知識や意識が難を無難に変える!と安心のための情報として受け取っていただければと思います。